2007年8月21日火曜日

8月18日 ユースフォーラム内容

コロンボはじめじめした暑さですが、日本はどんなかんじですかね?

さてさて、ちょっと遅くなってしまいましたが、18日はICAAPの開催に先駆けて、3つのイベントがありました。
・ユースフォーラム(若者のフォーラム)
・ポジティブフォーラム(HIV陽性者のフォーラム)
・women's court

前回の記事の通り、ユースフォーラムに参加してきました。
ユースによるユースのためのフォーラム。
いわばユース祭りなわけで、先発組は張り切って参加してきました。
ユースフォーラムにはセッションの時間が3回あり、
それぞれ興味があるセッションやワークショップに参加するという形式。
ちなみにどんなセッションがあったかというと
・HIV/AIDSアドボカシーのパートナーとしてのLGBTネットワーク
・差別と偏見をなくすための戦略
・ジェンダー:女性とHIV/AIDS
などなど。

そのなかでも、
1.policy and advocacy for change
2.see, listen, speak, learn&do:how to deliver effective HIV/AIDS education messages to young people
3.sex work, youth and HIV
の3つに出てきました!
今回は1番最初に出たpolicy and advocacy for changeのご報告です。

最初のセッションはユースとアドボカシーがテーマ。
スピーカーはパキスタンのユースだったのですが、フィリピンのユースと地域との連携の話も聞けて、とても面白いセッションでした。
セッションの最後に、みんなでセッションのポイントを振り返ってみました。
そのポイントは次の4つ。
1.政策決定や他の意思決定において、政府や市民社会はユースの役割を認識するべきである
2.障壁を減らし、HIV/AIDSに関する誤解を正すよう、宗教者と協働する必要がある
3.性行動とリプロダクティヴヘルスの様々なプログラムのために、メディアとユースが重要なポイントとなる
4.HIV/AIDSに対する姿勢の変化を促し、HIV/AIDSと戦う人々の事例の蓄積することが重要である

なんだかまとまりのない感じがしますが、これが短い時間で出てきた、そしてみんな無理やりまとめたポイント。
「宗教」が出てきたあたり、ICAAPならではだと思いました。
日本だと宗教関係者へのアプローチをとろうって話、でてくることはないに等しいでしょうね。
とくに「日本のユース」としてユースを対象にした活動をしていると、まったく出てきません。
(あくまで、あたしの短い経験上)

また、セッションの中で国レベルでの協力も少しはあったのですが、
やはり地域レベルでの協力のほうが成功しているな、という印象を受けました。
対国レベルだと、ユースがある程度まとまっていないとできないことがあり、
カンボジアなんかはそもそもユースのまとまりがないことが問題ということでした。
セッションに出てみて自分たちの活動を振り返ってみると、アドボカシーや政策レベルで考えたとき、今あたしたちが協力関係にあるのは地域の保健所や東京都。
地域の保健所と協力して、youth-friendlyな場所作りを目指したり、ピアエデュケーターのプログラムを考えるなかであたしたちの意見が通るって、やはり1つのアドボカシーなんだなと思いました。

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