2007年8月18日土曜日

後発隊、出発!

おはようございます!
アデオジャパンという団体に所属している
がっきーです。

私はかごたとは違う便、後発隊ということで、
これから、コロンボに向けて出発します!
ぱんぱかぱーん












私たちが参加する第8回アジア太平洋地域エイズ国際会議
通称8th ICAAPには、
アジア太平洋地域からHIV/AIDSに携わる
さまざまな人が参加します。
研究者、医療従事者、政府職員、国際機関職員、NGOスタッフなど。

集まった人々は、国際会議場に集合し、
それぞれが蓄積している情報、ノウハウなどを共有するため、
ブースを出展したり、プレゼンテーションを行ったり
ミーティングを行ったりします。

さて、そのICAAPで私がしようとしていることを
今回は紹介させていただこうと思います。


①自分たちの活動を他の国の人々と共有する。

私は、22日のACCESS TO PREVENTIVE SERVICESという
1時間半のセッションの中の一部で、
プレゼンテーションを行います。

日本のHIV感染者報告率、報告者数は未だに、
他の国よりは低いという状況にあるので、
私たちの取り組みを知って!ということに
どれだけ意味があるのかは、疑問でした。

ただ、どこでどんなつながりが生まれるか分かりません。
さらに、アジア人の一員として、そして地球人の一員として、
日本人が同じようにHIV/AIDS予防啓発事業を
行っているということを認識してもらうことは、
重要な気がしています。


②自分たちの活動にいかせるノウハウを得てくる。

経済的には、先進国だといわれている日本も
HIV/AIDSの予防啓発対策に関しては、
まだまだ後進国だといわれています。

これから日本で実施されるだろう、
そして、されるべきであろう事業について、
さまざまなケースを知り、行かせるノウハウを
得てきたいと思います。

具体的には、以下のような事業です。
・大々的なイベントや街頭イベント(何万人単位の)
・学校の中で実施されるエイズ、STIに関する授業
・ユースセンターの設置やユースが使いやすい
 サービスの提供


③来年の政治的意思決定の場へのアドボカシー活動の足がかりをつくる。

ICAAP自体は、政治的意思決定がなされる機会でないため、
直接アドボカシー活動をしたい会議とは、少し違いますが、
国を代表するHIV/AIDS対策家たちが、
一つの場所に集まるわけですから、
すごいパワーが終結するということになります。

そこで、政治的意思決定機能をもつ
来年の国連エイズ対策レビュー総会(UNGASS)や
北海道洞爺湖で行われるG8などに向けて、
活動家がネットワークをつくり、
意見を集約するためのアクションが取られ始めるわけです。

国や国際機関に向けて、
自分たちが必要としていること、望むことを声にして
円卓に座る人々に向けて、その声を発するための
戦略を練っていくわけです。

どこか遠いところの話で、
自分たちにはまったく関係のないことのように
聞こえますが、そんなことはありません。
そして無関心になってもいけません。

私たちの活動があるからこそ生まれる声こそを
国や国際機関に届けていかないといけないと
わたしは考えています。

日本でいうと・・・
保健所の検査は、人々にとって受けやすいサービスでしょうか。
性教育はちゃんと受けられましたか。
なんで日本のコンドームは約100円もするのか。

そんな日ごろの日本での活動で感じた問題意識を
いかにして世界の声につなげていくことができるかを、
真剣に考えてきます。

そして、要因は違えども、結果的に見えてくる
世界共通の要求ポイントはどこなのか、
ということをしっかりと見据え、
他のユースとのつながりを作ってこようと思います。

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